ADHD/ADD改善プログラム

◆ニューロフィードバック(脳波バイオフィードバック)とは

 個人の脳に何らかの原因で生じている脳波の乱れを、本来あるべき効率的で望ましい脳波状態に整えていくトレーニングです。トレーニング初回は、最も効果的なトレーニング位置を決定するため、脳波の測定を数か所行います。その位置に電極を装着しトレーニング開始となります。

脳波の種類


《SMR やProblem Solving の脳波はピークパフォーマンス、ゾーンに関連する脳波です》

〈方法〉

 頭皮と耳たぶにセンサーを付け、受ける方はPCモニターに映されたコンピューターゲームを見ていただきます。(センサーの取り付け位置はその方の脳波の状態により異なります。)このゲームは設定された望ましい脳波状態になると音や動きで進行します。反対に、望ましくない脳波状態のときは、ゲームの動きや音は止まってしまいます。人間の脳はうまくいっている時の音を好み、それがオペラント条件付けの報酬(ごほうび)になって脳波が良い状態に変化しやすくなるということです。受ける方は脳波を意識する必要はなく、自動的に本来の活動に近づいていきます。
 脳が自ら良い状態を学習していくトレーニングですので、副作用がなく“脳の筋トレ”ともよばれています。大人から子どもまで安心してできるトレーニングです。また、その効果が長期間持続することも実証されています。

〈所要時間〉

 取り付け等の時間も含めて50 分程度です。必要なトレーニング回数は人によって異なりますが、最初の数回ですっきりとした明晰感、意欲の向上、集中のしやすさ、情緒の安定など、よい変化を感じる方が多いです。

〈信頼性〉

 米国小児科学会では、「ニューロフィードバックはADHD の子どものために最良のサポートだ」と承認しています。また、海外ではADHD やADD に対して多くの効果が論文や書籍で発表されています。日本でも2014 年、国立精神神経医療研究センターにより効果が研究発表されました。
 詳しくは関連情報と文献のページへ


《データに見る効果》
 《20 代女性のケース ADHD の診断有》

 トレーニングの終盤でADHD アセスメントプロファイルを測定しました。その結果が以下のグラフです。トレーニング開始当初、この方は「暗算が苦手(ワーキングメモリーの問題)」、「本を読むと眠くなってしまう」「やるべきことを先延ばししてしまう」という困難を抱えていました。トレーニング前に行ったストレスプロファイルの結果からも、安静時はそれほど問題ないものの、課題に取り組むとシータ波が増加し脳の覚醒状態が下がり、ぼんやりして頭が働かない状態と考えられました。その時のモナストラ比はワーキングメモリー課題では3.5 を超えていました。しかし、下記の結果ではどの課題においてもモナストラ比は平均値以下、苦手であったワーキングメモリー課題でも1.3まで下がっています。実際に測定後も、「すらすら暗算ができて自分でもびっくりしている。」「本を読んでいると白いところ(余白)がちかちかしてぼーっとしてきたけれど、今日はちかちかせずにすらすら読めた。」とトレーニングの効果を実感していらっしゃいました。日常生活でも先延ばしや時間を無駄に使うことが少なくなり、活動が増えてきたとのことです。(結果には個人差があります)

黒字太線が平均値、青線がこの方の結果になります。 すべての指標で平均を下回っています。

グラフ内の数字 1:安静時 2:黙読 3:リスニング 4:ワーキングメモリー課題 5:トータル平均

《ニューロフィードバックご利用者の声 ADHDの方です》

(トレーニング後に頂いたメールより本人の許可を得て抜粋)・・・・・昨日トレーニングのあと渋谷のハローワークと買い物、その後パソコン教室と○○先生からの課題のワークシートの記入、とやりたいと思っていたことがその日のうちにほぼすべてできました。寝つきですがパソコン教室の前にとった仮眠のせいか、色々はかどりすぎたからか2 時頃になってしまったのですが、眠り自体は深かったようで朝8 時前には目覚めることができました!いつもより目覚めも良く体が軽いです。
そのおかげで今日も作業がはかどります。こういった治療をすることができて、本当に感謝です。(20 代女性)

※脳波バイオフィードバックでは不眠など睡眠の問題も改善が期待できます。
 トレーニング後は脳がすっきりすると感じる方が多いようです。
 またADHDの方に見られる「先延ばし」についても効果的です。(個人差はあります)

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