事例③ 建築事務所代表 一級建築士 50代男性
「説明がうまく伝わらないと衝動的にスタッフを怒ってしまう」
〈内容〉ピークパフォーマンスプログラム
〈期間・回数〉1年間 35回
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初回面談・パフォーマンスプロファイル
「常に頭の中がごちゃごちゃし、整理できない状態にある」「説明がうまく伝わらないと強い怒りが出てきて、衝動的にスタッフを怒ってしまう」など、高ストレス状態と感情のコントロールに苦労をされている様子だった。
周囲のスタッフへの影響も出ており、不安感や緊張感も強く、睡眠の問題や自律神経の乱れも抱えていた。
パフォーマンスプロファイルにおいても、タスク時のストレスや緊張がかなり強い様子であった。
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プログラム
感情の安定化を目指すプロトコルを中心にニューロフィードバックを行うと同時に、睡眠や自律神経の乱れに対するセルフケアのため、様々な方法や情報(マインドフルネス・TFT・HRV呼吸法・栄養についてなど)をお伝えした。
また、生育歴からの見立てにより、必要に応じてカウンセリングも取り入れた。
15回ほど(4か月程度)で脳波のバランスは整いはじめ、感情のコントロールの改善がみられた。
徐々に衝動的に怒ることがなくなった(半年程度)。
その後は良い状態を定着させるほか、高いパフォーマンスを発揮できるようトレーニングに通われた。
ご本人は建築家でもあり、経営者でもあるため、クリエイティブでアーティスティックな部分と、論理的で現実的な思考、そのどちらもがバランスよく機能していることが求められる。
そのバランスが保てるようサポートを行った。
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ご感想
感情のコントロールロールがうまくなり、以前のようにカッとくることもなくなったし、スタッフにきつく当たることがなくなった。
ネガティブな出来事に引きずられなくなり、気持ちの切り替えがうまくなった。
深刻に考えこみすぎないようになっている。
これまでは、人の言った些細な一言でも、引きずってしまい自分の中であれこれと考えすぎてしまうことが多かったが、それがなくなった。
頭の中もすっきりしており、最近は自分でも調子のよさを実感している。