法人の事例

Cases(business)

事例① A社のハラスメント予防・管理職の人間関係改善

  • 問題とその背景

    ある部門で上下関係にある管理職同士複数名の関係が悪く、また、チーム内の部下への指導や対応の悪さによるコミュニケーションの食い違いにより、職場の雰囲気の悪化が懸念されていた。
    背景には、大規模組織でないため異動が難しく、ポジションが固定されやすいことも関連していた。
  • プログラム導入

    関係する管理職へは「個人及び組織パフォーマンス向上のためのプログラム」と説明の上、個別に弊社で実施。
    各々の課題の改善に3~4か月間取り組んでいただいた。
  • プログラム経過

    全員がネガティブな感情への対応の難しさや気持ちの切り替えの悪さ、部下への仕事の任せ方などの課題を抱えていた。
    期間中はこちらとの信頼関係もでき、カウンセリングとニューロフィードバックを組み合わせた個別のプログラムに対し、非常に積極的にプログラムに取り組んでいただいた(月平均5.6回)。
    セルフケアとしてマインドフルネスをお伝えし日常に取り入れていただいた。
  • プログラム終了時

    参加者全員がプログラムに対して高評価であり(満足度9.0/10点)、自らに改善があったことを認識していた。
  • コンサルテーション

    プログラム参加者プラス数名の聞き取り後に、トップマネージメント層に対してコンサルテーションを実施。
    部門における課題や構造上の問題が管理職に大きな負荷となり、様々な問題が引き起こされていることをして示させていただいた。
  • 企業担当者からの報告

    「社長をはじめとして様々な改革のもと、少しずつ状況は変化している。
    それぞれの管理職の態度が穏やかになったという声を他の社員達から聞いている。
    また、同じプログラムを受けた者同士でのコミュニケーションが促進されているため、緊張が和らいでいる。」

事例② 外資系企業管理職 50代女性
「責任感が強くネガティブな感情をため込みやすい」

〈内容〉管理職向けピークパフォーマンスプログラム
〈期間・回数〉3か月 24回
  • 初回面談

    責任感が強く、常に仕事のことが頭から離れず疲労が大きい、ネガティブな感情をため込みやすい様子がうかがわれた。
    ご本人も「考えてもすぐ答えの出ない課題をいくつも抱えている。うまく切り替えられない」「もっと集中したい」と話される。
    パフォーマンスプロファイルや初回のニューロフィードバックでは、シータ波を中心とする徐波も、ストレス状態を示すHighベータ波も左右ともに高く、そのことが切り替えや判断に影響を及ぼしていると考えた。
  • プログラム

    その後ニューロフィードバックを中心に脳波のバランスを整え、カウンセリングやマインドフルネスを組み合わせてプログラムを実施した。
    また、マインドフルネス以外にもセルフケアの方法もいくつかお伝えし、職場や自宅で行っていただいた。
    プログラム進行中は、「忙しさはあっても、ここまで!と割り切れるようになった」「CEOへのプレゼンが割と平常心でできた」「物事にどっしり構えられるようになってきた」とポジティブな反応が出てきた。
    「ニューロフィードバックをやるとすっきりして、集中もできる」とのことで、プログラム中も続々と新しい課題が持ち掛けられていた様子であったが、判断力をその都度発揮し、プログラム当初よりマネージャーとしての強さや自信が表れてきた様子であった。
  • ご感想

    あっという間の3か月で、本当に期間を延長してこのプログラムを受講したい気持ちでいっぱいです。
    様々な話を相談できる環境は非常に有難い環境であり、かつ脳科学に即した貴重なトレーニングが受けられるという、願ってもないプログラムでした。
    ニューロフィードバックだけでなく、カウンセリングやマインドフルネスを組みこんでいただけたことはとてもよかったです。
    やっていく中で、少しずつ棚おろししていく感覚を持つことができました。
    タスクへの集中もアップしましたし、「自分がこうしたい、と思っている方向でいいのだ」という感覚に背中を押してくださったように感じています。
    今後もせっかくの改善が無駄にならないよう、教わった方法を自分でもやっていきたいと思います。

事例③ 建築事務所代表 一級建築士 50代男性
「説明がうまく伝わらないと衝動的にスタッフを怒ってしまう」

〈内容〉ピークパフォーマンスプログラム
〈期間・回数〉1年間 35回
  • 初回面談・パフォーマンスプロファイル

    「常に頭の中がごちゃごちゃし、整理できない状態にある」「説明がうまく伝わらないと強い怒りが出てきて、衝動的にスタッフを怒ってしまう」など、高ストレス状態と感情のコントロールに苦労をされている様子だった。
    周囲のスタッフへの影響も出ており、不安感や緊張感も強く、睡眠の問題や自律神経の乱れも抱えていた。
    パフォーマンスプロファイルにおいても、タスク時のストレスや緊張がかなり強い様子であった。
  • プログラム

    感情の安定化を目指すプロトコルを中心にニューロフィードバックを行うと同時に、睡眠や自律神経の乱れに対するセルフケアのため、様々な方法や情報(マインドフルネス・TFT・HRV呼吸法・栄養についてなど)をお伝えした。
    また、生育歴からの見立てにより、必要に応じてカウンセリングも取り入れた。
    15回ほど(4か月程度)で脳波のバランスは整いはじめ、感情のコントロールの改善がみられた。
    徐々に衝動的に怒ることがなくなった(半年程度)。
    その後は良い状態を定着させるほか、高いパフォーマンスを発揮できるようトレーニングに通われた。
    ご本人は建築家でもあり、経営者でもあるため、クリエイティブでアーティスティックな部分と、論理的で現実的な思考、そのどちらもがバランスよく機能していることが求められる。
    そのバランスが保てるようサポートを行った。
  • ご感想

    感情のコントロールロールがうまくなり、以前のようにカッとくることもなくなったし、スタッフにきつく当たることがなくなった。
    ネガティブな出来事に引きずられなくなり、気持ちの切り替えがうまくなった。
    深刻に考えこみすぎないようになっている。
    これまでは、人の言った些細な一言でも、引きずってしまい自分の中であれこれと考えすぎてしまうことが多かったが、それがなくなった。
    頭の中もすっきりしており、最近は自分でも調子のよさを実感している。
※許可を得て掲載しています。

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