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2020.05.31

ご利用者の声 (29歳男性 企業勤務)

Hさん (29歳男性 企業勤務)よりセラピーを終了してのご感想をいただきましたので、ご本人に了承を得てご紹介いたします。

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来室した経緯は、自身のADD(注意欠陥障害)的な部分を改善したくニューロフィードバックについて調べていたところ、検索にヒットした。ニューロフィードバックに加えてカウンセリングもやっており、信頼して全部任せられそうだったため、来室を決めた。

 

ニューロフィードバックは期待以上の効果があり、通う前の状態に比べると大幅な改善があったと思う。頭の中のモヤが晴れていく感覚があり、思考がまとまりやすく言語化がなめらかにできるようになった。また、過去のトラウマ的な体験もあったため、ホログラフィートークというトラウマ治療も受けた。こちらは過去のトラウマにやさしく向き合えて、1回でとても効果を感じた。終わった後は、身体の力みが取れて深くリラックスできた。施してもらった内容を、いつでも自分のイメージの中でできるため、別の問題やトラウマが出てきた際にも活用できることも大きなメリットだと思う。

また、グループで時々行っているマインドフルネスの会にも何度か参加した。基本的な呼吸瞑想に加え、慈悲の瞑想、飲む瞑想などを、参加前にも半年ほど自分で調べてやっていたが、標準的なやり方を教えてもらえた。落ち着いたオフィスで、穏やかになされるガイドの声のもと、他の参加者の方と時間を共にすることで、普段とは異なる体験が得られた。

 

最初にセラピールームを訪れた際にはとても緊張していたが、やさしく信頼できる対応で、すぐに緊張は解きほぐされた。最後に通った時まで、セラピストの姿勢は変わらず信頼でき、安心して通うことができた。

 

 

セラピストより

HさんはADD傾向と、刺激に対して敏感でHSPといえるような感覚の過敏さがあり、ニューロフィードバックにお越しになられました。特性ゆえにそれまで物事の継続が難しく、本人の中での挫折経験になっていたり、愛着(母子関係)の課題もあったため、途中でトラウマ治療を加えました。来室期間の後半は精神的安定感が増し、仕事上でも彼のパフォーマンスに対し周囲からの信頼が高まっている様子が伺われました。身体感覚への気づきが非常にある方で、ニューロフィードバック、ホログラフィートーク、マインドフルネスともに、それぞれで生じる微細な感覚を体得し、ご自分の安定化のために使うことができるようにいかれたと思います。

 

【ホログラフィートークとは】

クライアント本人が感情や身体症状の意味を読み取り、解決し、自らを癒すプロセスをセラピストが援助する心理療法です。過去のトラウマティックな場面でも強い反応を起こしにくく、セラピストが解決を援助することで、本人だけでは解決できなかった過去の問題をよりよく解消することが可能になります。手法的には、軽催眠下のトランスワークや、自我状態療法の一種に位置付けられます。嶺輝子先生により開発されたました。

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